YOGAコラム

中医学的健康コラム~冬編

寒いですね~💦

冬は 「陽気」がすっかり少なくなって、「陰気」が多くなり、動植物は冬眠する時期です。

大自然の中で生きている私たち人間も、体を休ませる時期になるので、気持ちや活発に動くのは避け、必要のない動きを控えて ゆったりと暮らすことが大切です。

ダイエットなどは控え、春に向けて陽気や栄養などのエネルギーをしっかりと蓄える季節なので、体重の増加は自然の流れ。悪あがきするのはやめましょう(笑)

冬にエネルギーを無駄遣いしたり、食べずに無理に痩せると蓄えがなくなり、春になってパワーが出ず、春の病気や症状がひどくなってしまいます。気をつけて。

【冬に起こりやすいトラブル】

寒さで体が冷え、血流が悪くなるので、手足が冷えたり、しもやけになったり、肩が凝ったり、腰や膝、あちこちの関節が痛み、胃腸の不調が出やすくなります。

また、高血圧や心臓、脳の血管障害が起こりやすくなります。

そして、空気がさらにつめたく乾燥してくるので、口、鼻の乾燥、喉の粘膜がやられ、インフルエンザや風邪などが流行します。

寒さからくる新陳代謝の低下、 血流の悪さ、皮膚の乾燥は、シミやシワなどのお肌にも悪影響を及ぼします。

冬は中医学でいうところの「腎」と「膀胱」の働きが活発になりますが、その2つの負担が大きくなりすぎると逆に働きが低下してしまい、
トイレが近くなったり、むくむなど泌尿器系のトラブルが出やすくなります。

また、「腎」は成長、発育、生殖の元になるものなので、
冷えや疲れで腎を弱らせると、生殖器系の異常や、老化が進みます。

また、腎を痛めると、驚き、怖れ、不安の感情に襲われやすくなるのも特徴です。

こうした感情は、ホルモンバランスを崩す原因となり、不眠や慢性疲労を引き起こします。

そして、気の停滞は、肩や背中、お尻の筋肉のこわばりや痛みとなって表れます。

家でじーっとするばかりでなく、自然にすみずみまで流れる体に変えていきましょう。

【腎を助ける生活習慣とは 】

①とにかく体を冷やさない

②早寝早起き

③ 激しい運動やダイエットは控える

④お風呂にゆったりと入る

⑤体を温める食材を積極的にとる

⑥ホラー映画を見ない(笑)

です。

 

ちなみに、最近レッスン前後にお出ししているまこ先生特製の薬膳茶は、黒豆、乾燥しょうが、シナモンなど、腎を助けてくれる薬膳茶です。

黒豆とシナモンと香り、しょうがのピリピリ感がたまらない、私が大好きなお茶。

今、ほかにも、今の季節に合う違うブレンドもいろいろ作ってくれています。

レッスン前後の薬膳茶もお楽しみに🎵