YOGAコラム

除夜の鐘を聞きながら年末に思う~煩悩の塊である人間

今年もあと少し。除夜の鐘は、煩悩を減らすことを願って鳴らしますが、

煩悩とは
他人と自分を比較し、違いばかりを気にして、自分の欲を際限なく求めてしまう心の動きです。

自分の欲を際限なく求めていると
他者と競い合う苦しみ、
求めても得られない苦しみ、
執着して掴んだものを失う苦しみがでてきます。

他人の成功を妬んだり、世の中のせいにして文句を言ったり、地球上で一番偉いのは人間であると思う煩悩の塊が、私たち人間です。

大自然の中にいると
人間はとてもちっぽけな存在であり、
永久不変のものはこの世にはなく、
地球、宇宙、すべてのものごとが影響し合っている中で生かされていると感じます。

平凡な習慣の中にこそ幸せがあるということに
失ってやっと気づくもの。

日ごろから日常にある当たり前さに感謝や幸せを感じ、心を満たすことができる人になっていきたいものですね。

要らない感情は一旦受け入れてから、
スッキリさっぱりと手放し、
皆さまにとって今日の日が素晴らしい2021年の締めくくりとなりますように。

また来年も心が満たされた最幸な年にしていきましょう!