YOGAコラム

未病の時点で手を打つ!!

🐼中医学的 健康法🐼
~身体の考え方のこと~

病院へ行くほどではないけれど、
なんとなく身体がだるい、疲れやすい、頭が重い、眠れない、気分が落ち込みがちで、いつもどこかスッキリしない・・・。
病院に行ってみても、どこも数値的に異常はなく、はっきりとした病名がつかず。こんな症状に悩まされていませんか?
でも、数値が正常範囲であれば、病気でないとするのは西洋医学の捉え方です。

中医学では、こうした曖昧な身体の状態も“未病”といって、不調の原因を探り、改善を図っていきます。
つまり、深刻な病気にならないように、ちょっとした不調の時から身体を改善していく“予防医学“です。

中医学では、身体と心と呼吸を切り離して考えません。
ずっと抱え込んでいた悩み事が消えれば、急に身体が軽くなったり、呼吸も楽になりませんか?
その反対で、身体を動かして、血や気を巡らせれば、呼吸も楽に、気持ちもスッキリしてきます。呼吸は気持ちとものすごく深い関係にあるのです。

また、浅い呼吸しかできていないと、身体中の二酸化炭素や老廃物を回収しながら戻ってきた静脈の血が、肺できれいにならないまま、また身体に流れていき、ますます身体が不調になります。疲れが抜けない原因です。

ヨガ=呼吸法といっていいほど、呼吸を大事にしています。
恥ずかしいからと、みんなに合わせて出来ないポーズを息を止めて無理してキープするよりも、ポーズを気持ちよく、呼吸を気持ちよくできるところを探していきましょう。

また、人間は機械ではなく生き物です。
1日の中でも、朝から夜までの間で身体は変化し、
1ヶ月でも、生理があるように、身体は変化し、
1年でも、寒いとき、暑いとき、自然の摂理に合わせて身体が変化しています。
また一生涯でも同じです。赤ちゃんから死ぬまで、身体は変化していますよね。
なので、身体がその時、その日で、体調が違うのは当たり前のことです。

その自然の変化、身体の変化に気がついて、うまく合わせるように、自分の身体を運動や睡眠や食べ物などで整えてあげましょう。いろいろ伝えていきますね。

ヨガの時間は、そんな自分の身体の状態に気付いてあげるリセットの時間です。
1日に1回は自分の身体の隅々に血とリンパを流し、呼吸を送ってあげながら、身体と心をいたわってください。