父が弓道の師範なので、
仕向けられた感じで、しぶしぶ高校生の時に弓道をしてました。
その時は、父の言う言葉を理解しないまま形ばかり。
毎晩夕飯の時間は弓道の話が延々続くので、ハイハイ、と聞き流し、そして大学生になったら父の引き止めを無視して弓道辞めました。
ヨガを始めたばかりの頃、
ヨガは内面を変えるとか、本にいろいろ書いてあるけど、
一体、ストレッチや、ピラティスとどう違うんやろ?
なんでストレッチみたいなことして内面が変わるんやろ?
なんか宗教っぽくてうさんくさいな、
と思っていました。
でも、ヨガをしてたある時、ふっと父の弓道の言葉が蘇り。
この感覚、弓道と似てる!と。
弓を射るまでの集中に向かうための所作、
的を狙っている時の精神統一、
弓を射ったあとの気の余韻、、、
書道、柔道、剣道、茶道など、
「道」がつくものが目指す心技体の合一と同じなんだ!!とピタリと繋がりました。
もっと弓道のことが知りたくなり、
昔の弓道教本をひっぱり出して読み返してみたら、読むページ読むページ、納得。
そのあとから、からだ重視だったヨガとの向き合い方ががらりと変わり始めました。
10代の頃の私には、この文章を深く理解できなかったけど、
歳を重ねた今なら、うまくはできないけど、こうありたい!!と強く思います。
最近、父が元気なうちに弓道の話を聞きたいなぁ、また教えてもらいたいなーと思うようになってきました。
今ならあの頃よりも父の言葉を理解できるようになっていると思う。
近くだったらなぁ。