YOGAコラム

ヨガが もたらす インナービューティー

【ヨガが もたらす インナービューティー 】

―Yogini vol.44―

理由は分からないけれど、心ひかれる魅力的な人がいる。

にじみ出る インナービューティーとは どういうことを言うのだろうか?

よく「自分を受け入れよう」と言われることがあるけれど、

自分を受け入れる前にやらなくてはならないことがある。

それは 自分がどんな人なのかなのかをはっきり知ること。

たいていの人は忙しいかったり、 自分のことは後回しで、 日常の中ではっきりと自分を見る機会がないだろう。

でも、どんな人にもヨガは自分自身をはっきり見る機会を与えてくれる。

実際、ヨガや瞑想を続けていくと、本当に色々な事が湧き上がってくるはずだ。

いい事ばかりなら何の問題もないだろうが、

大抵の人は、
怠慢、競争心、否定的な考え、妬み、 諦め、不安定さなど

ネガティブな自分も見えてくるので、
ときに、苦しい時間となることもある。

しかし、自分のマイナスの部分が見えたとしても、

否定したり、無視したりしないで、ただ客観的に見てほしい。

自分の負の部分を目をそらしたり、否定せずにしっかりと受け止めよう。

最終的には、それらの問題にどう向きあっていくかが、自身の人間力につながっていくのだから。

ヨガや瞑想で自分の本心が沸き上がってきたら、

その思いに「責任を持つ」という思考フローをトレーニングしていこう。

「責任を持つ」とは、

失敗したり出来ない時、
必要以上に落ち込んだり、自暴自棄にならなず、

“これも学びの一つ”とポジティブにとらえたり、

自分目線の思考を切り替え、
違う角度からの目線でも見れる柔軟性やバランス力を持って、
自分の悪い部分も素直に認めることができることだったり、

いつまでもわだかまりを引きずり不安定にならないように 、
自分の中でうまく折り合いをつけ、どっしりと重心を下げることである。

ヨガや 瞑想で、
このポジティブな思考フローが身につくと、

日常生活の中の物事の捉え方や、判断や、選択にも必ず活かされてくる。

ゆくゆくは生き方自体が変わっていくであろう。

「美しさ」というのは、容姿や年齢でもなく、

そのような、バランス力、重心力、人間力のある生き方のことである。