【中医学的、秋の養生法】
秋はとても乾燥してきますが、この乾燥から体を守るバリア機能を高めることが秋の養生の基本です。
夏の疲れた肌や髪を潤してくれるのが、「肺」と「大腸」です。
秋になり、体を冷やしたり、乾燥した所で過ごすと、肺と大腸が弱りだし、
免疫力が低下して、ウィルスなどから体を守る肌や粘膜などのバリア機能に影響がではじめます。
喉が痛くなったり、咳がでるなどの呼吸器系のトラブルや、皮膚や髪がかさかさに乾燥したり、便秘がちになるなどの不調が起こりやすくなります。
風邪やインフルエンザ、ヘルペス、口内炎などの病気になりやすくなったり、
関節が痛くなったり、慢性病も再発しやすくなります。
秋は、加湿器や濡れタオルで部屋の乾燥を防いだり、マスクなどで、鼻や口から冷たく乾燥した空気を吸い込まないようにしましょう。
免疫力をアップさせるには、
①十分な睡眠で体を回復させる
②体を温める
③鼻呼吸で喉からのウィルスの侵入を防ぐ
④大腸を元気にする
⑤ストレスをためない
などです。
そして、なにより、体を元気にしてくれる食べ物が大事。
秋の乾燥時期によい食べ物は、白い食材。
豆腐、山芋、れんこん、大根、長ネギ、にんにく、蓮根、梨など。
今は白い食べ物!
覚えてくださいね。
ということで、、、
【秋の乾燥から肌を守る~美肌になるマクロビ料理教室しました~♪】
白きくらげや、山芋、蓮根、豆腐、大根など白くて免疫力アップや美肌に抜群にいいものばかりをあつめた料理💕
次の日は肌がほんとにもちもちでした~♪
毎回ほんとに食べ物はすごいんだなぁと感心します。
いろいろないい話がありましたが、
今回はこれをみなさんにお伝えしたいと思います。
それは「ベジブロス」です。
ベジブロスってご存じですか?
野菜のくずで煮出した黄金色できれいに澄んだスープのこと。
このスープ、免疫力を上げたり、老化を抑えるなど、体にすばらしい効果をもたらしてくれます。
この野菜のグズから取るスープには、「ファイトケミカル」という機能成分がたくさん含まれています。
ファイトケミカルとは、抗酸化作用があり免疫力を向上させる効果がある成分。
皮やヘタ、種など、食べられないと捨てていた部分にファイトケミカルが一番凝縮されています。
皮は土の中の害虫や細菌、紫外線から身を守るために、
種やヘタはこれから成長するために、
栄養がたくさん詰まっているのです。
従来、くずとされてきた部分にこそ野菜の底力があります。
野菜の細胞内にあるファイトケミカルは加熱によって細胞外へ溶け出す性質があるので、
野菜のくずをたっぷり煮出したベジブロスなら、生野菜ジュースよりも効率的に摂取できます。
さまざまな野菜の、あらゆる部位を「ベジブロス」に変身させることで、野菜の栄養を余すところなくいただけますよ。
(1)料理のおいしさを引き立てる「だし」として活躍
野菜ならではの甘みや風味が染み出した、まろやかな味わい。
どんな料理にも使え、味に深みが出ます。
(2)野菜を有効活用できる
ベジブロスの材料は、野菜の皮やヘタ、根元といったいつもは捨てている野菜の「くず」。
ベジブロスによって野菜をほぼ丸ごと活用できるため、無駄をなくすことができます。
(3)免疫力がアップ
ベジブロスのだしに含まれる植物由来の成分「ファイトケミカル」には、免疫細胞の働きを高める作用があり、これからの季節にぴったり。
スープだから、体が成分を吸収しやすいのもいいところ。
(4)抗酸化力がアップ
強力な抗酸化力を持つといわれるファイトケミカルは、
人の体を老化させる最大の要因、活性酸素の働きを抑えてくれます!
老化を抑える!これ一番大事(笑)
(5)抗がん作用も期待できる
「ベジブロスのファイトケミカルには、
ビタミンやミネラルだけでは補い切れない強力な抗がん作用があります。
細胞のがん化を防ぎ、増殖を抑える効果も。
どの家庭でも出る「野菜のくず」がベジブロスの主な材料です。
複数の種類を入れるほど、おいしく仕上がります。
カボチャの種とワタ、みかんの皮、玉ねぎの皮など、一見「こんなものまで」というような野菜くずも使えます。
なんでも入れちゃいましょう。
なお、栄養価の高い旬の野菜を使うのがお勧めです。
ちなみに、夏のトマトと冬のトマト、栄養価は80倍も違うそう。ビックリ。
旬じゃないので値段が高い上に、栄養もなく、夏の食べ物なので体も冷やし、冬には最悪だそうです。
旬の野菜がわからない時は、、、
スーパーでなく、JAに行きましょう!(笑)
旬で新鮮で安くて栄養がピークに含まれていて、今の体にぴったりの働きをしてくれる野菜ばかりが並んでいますよ。
■ベジブロスの作り方
たっぷりの野菜のくずを20分間ほど弱火でコトコトと煮込んで濾すだけ。
容易に、野菜の栄養が溶け込んだ黄金色のだしが完成します。
煮込むことで栄養が溶け出すので、細かく切る必要はありません。
アクはファイトケミカルなので、取らないように。
1週間は冷蔵庫で保存できますよ。
野菜をまとめ買いした時は、
老化予防や免疫力アップのためにもぜひ作りましょう。
では、次回のマクロビ料理教室のお知らせです。
冬でもぽっかぽか!
体を温め免疫力を高める料理
スイーツ&薬膳茶つき💕
11月26日(木)10時30分~15時
講師 村岡真紀子先生
料金 3,000円
人数 満員 キャンセル待ち0人
《持ってくるもの》
エプロン、三角巾、ハンドタオル、
お持ち帰り用の容器(小サイズが何個かあったら汁気が混じらず持ち帰りやすいです)
お早めにどうぞ